Carpenters

先月から、何故かCarpentersの曲を聴くことが多くなった。
「何故か」と書いたが、実は、はっきりした理由もある。

最近では、長時間運転することは滅多にないが、車を運転するときには、NHKラジオの第2放送の語学の番組を聴くことが多い。
それは、「聞き流し」ていれば、語学力が少しでも向上するのではないかという儚い希望を私が抱いているためだ。

英語だけでなく、フランス語、イタリア語、スペイン語なども聴いている。
ただ、予め番組を決めて聴くのではなく、たまたま放送されていれば聴くという程度で、大したものではない。
言葉の意味が殆ど分からなくても、奇麗な発音で語感が良ければ聴いていて気持ちが良い。
ただ、変な喧しいシーンだったらスイッチを切ってしまう。

それで、先月、英会話の番組(だったと思う)を途中から聴いていたら、Carpentersの「動物と子供たちの詩(Bless the Beasts & Children)」の話になって、映画の解説が始まり、『早く曲を掛けてよ』と思っていたが、なかなか曲が流れず、曲の途中で目的地に着いてしまった。
待ち合わせの約束の時刻が迫っていたので、そこで聴くのをやめた。
それがきっかけとなって、後でCarpentersを聴いてみようと思った。

まぁ、それがCarpentersを聴くことが多くなった直接的な理由ですが、少し前から私の耳鳴りが酷くなっていることも関係している。
耳が痛いほどの強烈な耳鳴りがすることがあり、それが自宅に居る時であれば、予め用意しているビートルズやCarpenters、ZARDなどの曲を聴くようにしていた。
今まではビートルズが多かったが、その後Carpentersが増えた。。。

私が初めてCarpentersを聴いたのは数十年前で、「Superstar」だった。
私的には、かなり衝撃的であった。
カバー・バージョンの曲であったことは、最近まで知らなかった。
その後、数々の名曲がヒットチャートに現れた。

私は音楽に詳しくはないので恐縮ですが、素人ながら改めて聴いてみると、あのアルトの低音の安定した美しい声は、他の女性歌手ではちょっと思い付かない。
そして、ブレスの間隔が異常に長いところも平気で歌っていることには、感嘆してしまう。

そんな訳で、先日からCarpentersの動画を探していたら、1974(昭和49)年の武道館でのライブ動画があった。
私は、来日したことさえ知らなかった。

その中で、セサミストリートの中で歌われていた『Sing』を、カレンが「ひばり児童合唱団」の子どもたちと一緒に歌っている動画を見つけた。
カレンが流暢な日本語で歌っていて、動画を観ていると何故か泣けてきた。。。

その後、ブログのタイトルに惹かれてポンさんの『明日は明日の風が吹く』に伺ってみたところ、「懐かしの名曲 洋楽いろいろ」ということで、[Yesterday Once More]と[Top Of The World]の2つのCarpentersの曲が載せられていた。

共時性が働いたのかな、と思ってしまった。