渡部昇一さんとマーフィー(1)

10月の中旬だというのに今日は何か暑い。

以前に友人から、五木寛之さんと石原慎太郎さんが同じ生年月日だと聞いて、五木寛之の『私訳 歎異抄』(だったと思う)を読んでみたところ、終段の編集者との対談のところで、確かに本人が「石原慎太郎さんと同じ1932年9月30日生まれ」と言っておられた。

デビューした時期が違うためか、五木寛之さんの方が随分若いイメージだったが、同い年なんですね。

ここからが表題に関係してくるんですが、別の日に、渡部昇一さんの『95歳へ!』という本をたまたま手に取ったところ、「60歳前後になったら、95歳まで生きると考えて、どのような生き方をするか考えておく必要がある」というような話の中で、「マーフィー」の話が出てきて少し驚いた。

私は別に渡部昇一さんのファンではなく、昔『知的生活の方法』という本を買って読んだくらいで、どういう人物かはよく知らなかった。 netや週刊誌の新聞広告を見ると、保守の論客というような感じで紹介されていることが多いようです。

『知的生活の方法』は単行本でなく新書で出版されたのもうれしかったことを覚えています。

そして、買った翌日に同じ書店に行ったら「品切れ」になっていたので、かなり売れたのだろうと思います。

話を戻して「マーフィー」ですが、私よりも知っている人も多いと思うし、また曖昧な記憶で書いている ので、間違っていたら教えてください。

マーフィーはキリスト教の牧師で、「成功の法則」シリーズの本を多く出版しています。

私流に簡単に言うと、例えば将来自分が金持ちになっているイメージなどを毎日描いていると、潜在意識に働き掛けてそれが実現することになる、ということのようです。

私も学生の頃、そのシリーズの本を買って読んだことがありますが、当時、将来にあまり希望を持っていなかったせいか、そのような成功を収めることもなく現在に至っております。

ただ、なんと言うか、仏教でもキリスト教でも煩悩とか過剰な欲望は戒められていたと思うので、少し抵抗があったことは覚えています。

牧師さんが現世利益を説くというのはどうかなぁ、という感じでした。

(続く)

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