The Long And Winding Road

以前に、『凹んだ時の曲』ということで、「The Beatlesの『 The Long And Winding Road 』」という曲を掲載しました。 今日の話は、この曲は癒しの曲にはなるかも知れませんが基本的には悲しい曲だと感じるのに、何故この曲を選んだのかという話です。 たいした内容ではないので、関心のない方は、適当にスルーしてください。 日本中で同じようなことを思った方が2人くらいいるのではないかと思って書いてみました。 もっとも、そのうち1人は私自身ですが。 この曲を初めて聴いた頃には、私の英語力がないこともあって、歌詞はあまり気にしていませんでした。 例えば、「You left me standing here a long ,long time ago」の「You」は私が若い時には、普通に恋人か元恋人かと思っていました。 しかし、自分が齢を重ねるにつれて、実はそうではなく、「You」とは「神」とか「神の子イエス」あるいはそこまではっきりとはしていないが、人間の五感では感知できない「偉大な存在」のことを指しているのではないか、という想いが強くなってきました。 そしてこの箇所そのものが私には「カノッサの屈辱」を想起させます。 この曲ができたのはビートルズが解散した1970年で、『Let It Be』というビートルズ最後のアルバムに収録されています。 『Let It Be』の曲の中にも、「speaking  (or whisper) words of wisdom let it be」というところがあって、『なすがままに受け容れよう』(自分の力ではどうしようもないことは、受け容れるしかないじゃないか)と言っている感じがします。 ちなみに、「Mother Mary」は、私は『聖母マリア』と素直に受け取っていますが、『Let It Be への思い』の中で触れたように、ポールの母親「Mary」のを指すという説もあります。 しかし、仮にそうだとしても、その頃「Mary」は既に他界していたのではないかと思っているので、私にとっては「どっちでもいいこと」です。 ちょっと上述の言葉は不謹慎かも知れませんが、別にビートルズの曲を時代背景を考えながら論評しようという気持ちは、私にはないといういうことです。 喩えて言えば、私はグルメではないので、お腹がすいた時に食べたご飯が美味しければ、『美味しいご飯を食べることができて嬉しかった』と思うだけで、『素材がどうの』とか『もっと美味しいものがあるのではないか』とか思うことは殆どないことに似ています。 あまり良い喩えではないですね。 素直にビートルズの曲にも駄作もあリますが、『素晴らしい曲だな』と思う曲が多いと思っています。 この「偉大な存在」ということについて書こうと思って暫く考えてみましたが、今の私にはできませんでした。 『名曲「Yesterday」の頃に比べて、変容している気がする』と言えるだけです。
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