女系天皇という言葉

最近、女系天皇という言葉をよく耳にするようになった。
で、私には正直よく分からないところがあったので、自分で少し調べてみた。
そしていつものように、思い付きをモヤモヤと書いてみます。

なお、この投稿は、現在の「いわし雲」の考え等を整理するために書いたものであり、簡潔に記述したいために断定的な言い方をしているところが多いですが、あくまで私の勝手な解釈です。
念のため。

事実と異なっているところがあれば、ご教示いただければ大変ありがたいのですが、議論をするつもりはありません。

また、いろいろと書いていくうちに、自分でも『結局、何が言いたかったのか?』と思うことが今まで多々あったので、ここで私が至った考えを簡単に述べておきます。
  ・男系天皇の維持に賛成。
  ・旧宮家(旧皇族)の皇籍復帰に賛成。
  ・女系天皇に反対。
                   (以上、前置き終わり)

それでまず、次の言葉の意味などを調べてみた。
①皇族、皇室、旧宮家。
②男系天皇、女系天皇、女性天皇。

その内容と私の解釈は以下のとおり。

①について:ウィキペディア「皇族」によれば、日本の皇族とは、

(略)日本の天皇の親族のうち、既婚の女子を除く男系の嫡出の血族およびその配偶者の総称。すなわち、皇后、太皇太后、皇太后、親王、親王妃、内親王、王、王妃および女王並びに皇室典範特例法の定めるところの上皇および上皇后の総称であり、天皇は含まれない。天皇を含む場合は皇室という。

皇族と皇室の違いは分かったが、現在の皇族の範囲は皇室典範第5条を読んでも同じことが書かれており、よく分からなかった。
しかし、上記の『ウィキペディア「皇族」』の[2.2 系図]を見て、現在の皇族について私的に大雑把、かつ世俗的に言うと次のようになると思う。

大正天皇から子孫の方を見て、男子とその配偶者は皇族。
その子(孫)以降についても同様。
女子は、未婚または皇族の人と結婚した場合には皇族のままだが、民間人と結婚した場合には皇族の身分から離脱する。
従って、その子孫も皇族にはなれない。
その他、皇室会議の決定により皇族の身分を離れることがある。

なお、「旧宮家」と「旧皇族」は同じ意味。

②について:男系天皇は、我が国で2000年以上前から続いている世界唯一の制度。
男系以外(即ち女系)の天皇が即位したことは例がない。

女系天皇というのは、男系天皇に対立した概念である。
過去、男系の男性天皇と男系の女性天皇は存在したが、女系の男性天皇及び女系の女性天皇は存在していない。

男系天皇の父親を辿っていけば歴代の天皇に至り、最終的には神武天皇に至る。
一方、女系天皇の場合は、母方のみが皇族であり、その父親を辿っても神武天皇には至らない。

女性天皇は、文字どおり女性の天皇であり、男系の女性天皇として、聖徳太子で有名な推古天皇以下、過去8人10代の男系女性天皇があった。
なんで8と10になっているかといえば、「重祚」と言って一度退位した男系女性天皇が後に再び即位したことが、2度あったためである。

男系、女系という話は少しややこしいので、私的には青山繁晴さんがおっしゃっていたように、「男系天皇」という表現はやめて「父系天皇」と言った方が良いと思う。

そして、実はこの男系女性天皇の話には異論があって、私的には女性天皇が即位した時には、夫がいないか生涯独身で以後子どもをもうけなかったと思っていたが、そうではなく、我が子を天皇に即位させた例があったという話だ。

もっとも、明治より前の時代では、皇族の男子は民間人を配偶者してよいが、皇族の女子は皇族の人としか結婚できなかったので、結果的に男系天皇は維持されているという説もある。
また、神武天皇の辺りは神話の世界であり、そんなに深く考えなくてもよい、とする意見もある。

その辺りについては、私は調べるつもりもなく、深入りはしません。

現在の皇室典範は、敗戦後の1947(昭和22)年に制定され、それ以前は明治時代に制定されていた。

私達は現在の法律・秩序で物事を考えがちだが、1000~2000年前に現在と同じような、結婚・系統の概念があったのかは分からない。

今年は、皇紀2679年。
神武天皇が即位されたのはイエス・キリストに由来する西洋歴よりも、数世紀以上前の話だ。

私は上述のとおり男系天皇を続けて欲しいと思っているが、皇室典範は法律なので、国会の議決により改正あるいは別の法律を作ることができる。
旧宮家の皇籍復帰や女性宮家の創設についても同様だ。

要は、国民が子々孫々のことを考えて、どういう皇室の在り方が良いのか、という判断が必要だと思っている。

門田隆将さんの次のtweetがとても分かりやすく、共感できる。

共産党や立憲民主党等の極左勢力は、皇室を失くす、あるいは女系天皇の創出によって皇室を政治利用したいのだと思うが、私はこれには国民が全力を掛けて阻止しなければならないと思っている。

そうではなく、余り考えず女系天皇を容認している人も多いのが現実のようだ。

(補遺)
1  ここで、私が陥った、ちょっとした思考上の錯覚について書いてみます。
『天皇の父親を辿っていけば、神武天皇に辿り着くと言うが、例えば、推古天皇には子孫から辿っても行き着かないのではないか?』
という話です。

一見、そのとおりですが、確かに直接的には(父親だけを辿って行っても)辿り着けない。
そして辿り着けなくても問題ないと思う。

天皇陛下、上皇陛下、昭和天皇、大正天皇、明治天皇・・・と、私たちは無意識のうちに父親を順に辿っていけば良いように考えがちだが、子孫から辿って父親がすべての天皇に辿り着く必要はない。
要は、神武天皇から子孫の方を見て、みんな神武天皇の男系の子孫ということ。

落ち着いて考えてみれば当たり前のことだが、歴代天皇の父親を辿れば神武天皇にまで辿り着くが、途中にすべての天皇が出てくる訳ではないということである。

2 皇室の危機といえば、私はすぐに道鏡を思い出してしまう。
江戸時代の川柳で、『道鏡は 座ると膝が …』と揶揄された弓削道鏡だ。
当時の奈良時代後期、和気清麻呂の活躍がなければ危なかったと思う。

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