国公立大学の授業料の話

先日、「ごりんさん」の「私立高校無償ってどうなの?」というBlog記事を拝見して賛同し、触発され、同時 に自分の昔のことを思い出した。

私が大学に通ったのは数十年も前であり、私の子どももこれから大学へ進学するという訳ではないので、正直、切実感はないのですが、昔の記憶が蘇って記事を書いてみようと思った。

私の場合は貧乏な家庭だったので、私立の高校や大学へ行くとか、家から離れて一人暮らしをする余裕はなかった。
私の周りにも、そんな人が多かった。
女性のことは分かりませんが、男の子は大学に行くという理由で、いわば合法的に家出をして一人暮らしたいと考える人も多かった。
だから、当時上京して大学に通うという友達が、正直羨ましかった。

私は幸い、自転車でも通えるところに、国立大学があり、そこに通った。
とはいえ、『どうしてもこの勉強をしたい』という志を持って入学した訳でもなく、以前の記事で少し書いたように、熱心な学生ではなかった。

ただ、受験中心の高校までの授業と違い、いろんなの分野の学問に触れることができ、今まで知らなかったいろいろなことに関心を持つことができた。
これはありがたかった。

今まで関心のなかった、「法学の考え方」「只管打坐や十牛図が出てくる禅宗の世界」「昭和4年の選択ー経済政策で井上準之助が採った政策」「エリクソンの心理学の概要」などが記憶に残っている。

私は数学が苦手な変わった理系の学生だったが、人文科学や社会科学の授業の方をむしろ多いくらい受けていた。
教授に質問に行くと、只で教えてくれるのもがありがたかった。

勝手に自分のノスタルジーの世界に入った話のようで、すいません。。。

 

それで、『文部科学省』のHPからの「国立大学と私立大学の授業料等の推移」と、『統計年次』の「国立大学授業料」という資料を参照してみた。

昭和50(1975)年に月額3,000円だった国立大学の授業料が、平成16(2004)年には、44,300円、平成28(2016)年以降は、44,650円となっている。
私立大学との格差是正のためと言うが、結局、国立大学が授業料を値上げしたということのようだ。物価の上昇を考えても酷い話だと思う。

現在の国公立大学は、独立行政法人となっており、大学によって標準授業料の10%前後で、各大学が授業料を決定できるようだ。

私は、公的な大学は昔のように授業料を大幅に下げるべきだと思っている。
そうすれば、かなりの人が自宅から通えて家計への負担も少ないと思うからだ。
近くに希望の学部がないという場合もあると思うが、多くの人が恩恵を受けることは確かだと思う。

学問をしたいという人で、大学の授業を理解できる程度の知識・能力を持っている人がいれば、インフラ整備と同様に国の責務として受け入れる体制を整えるべきべはないか、と私は思っている。

それが、国益にも繋がるのではないかと思う。

 

実は、大学教育の無償化や教育国債のことをメインに書こうと思ったのですが、文章が長くなってしまったので、次回に続きを書きたいと思います。

失礼しました。

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